- ワクチンは、病気の予防に重要である
- USPSTEF (米国予防医学作成部会)で推奨されているワクチンについてまとめてみた😁
- 子宮頸癌ワクチン
- 肺炎球菌ワクチン
- インフルエンザワクチン
- 破傷風ワクチン
- B型肝炎ウイルスワクチン
- 水痘帯状疱疹ワクチン
- 麻疹・風疹
ワクチンは、病気の予防に重要である
子供のワクチンは熱心な人が多いが、大人のワクチンに熱心な患者さんが少ない
インフルエンザワクチンは接種するのに、どうして肺炎ワクチンは接種しないのだろう
か⁉️
USPSTEF (米国予防医学作成部会)で推奨されているワクチンについてまとめてみた😁
子宮頸癌ワクチン
子宮頸癌、膣癌、肛門癌、口腔咽頭癌、陰茎癌の予防
ワクチン:サーパリックス®︎(2価) ガーダシル®︎(4価)
適応:女性:11−26歳 男性:11−21歳 同じものを3回
日本では、中学1年〜高校1年の女性に接種が薦められている。
接種しても子宮頸癌の検診を受ける必要がある
肺炎球菌ワクチン
髄膜炎、菌血症、侵襲性肺炎球菌感染の予防
ニューモバックスとプレベナーの両方の接種を推奨
プレベナー→ニューモバックスの順番に接種するとブースター効果がある。
ワクチン:ニューモバックス®︎(PPSV23)
ー非侵襲性を54%減 侵襲性を74%減
ワクチン:プレベナー®︎(PCV13)
ー非侵襲性を50%減 侵襲性を75%減
対象者:65歳以上 慢性疾患(慢性心不全・腎疾患・肝疾患・肺疾患)
糖尿病 アルコール依存症 長期施設入所者
脾臓摘出/機能低下 免疫不全(悪性腫瘍、免疫抑制者、HIV、臓器移植など)
インフルエンザワクチン
予防効果
インフルエンザ様症状を58%減少
肺炎:18−52% 入院:27−70%減少
効果は6−8ヶ月持続する
適応:出生後6ヶ月以上の全ての人、妊婦を含めて接種
鼻腔内投与するワクチンも推奨
破傷風ワクチン
・接種歴なしの方
初回3回(①初回、②1ヶ月後、③②の半年後)、その後10年に1回追加
・接種歴ありの方
10年毎に1回追加
◎3種混合は1968年以降から
1968年前は3回の破傷風ワクチン接種
1968年以降は1回の破傷ワクチン接種から
B型肝炎ウイルスワクチン
対象者:HBV感染者と同居している、HBV感染者と性交渉のある人
2人以上のsex partnerがいる人、性感染症の検査や治療を受けた人
血液汚染のリスクがある職業の人、慢性肝疾患、腎疾患、糖尿病、MSM
ワクチン:Hepasirav-B:0,1ヶ月(2回打ちでOK)
ビームゲン®︎、ヘプタバックス®︎:0,1,6ヶ月
水痘帯状疱疹ワクチン
・頻度は一生で1/3、85歳で約半数が罹患
・帯状疱疹後神経痛:10−18%で発症
日本では、水痘ワクチン(生ワクチン) ※免疫抑制者・妊婦に禁忌
シングリックス®︎(不活化ワクチン)
免疫不全がない50歳以上にシングリックス®︎を2〜6ヶ月あけて2回投与する
帯状疱疹に罹患した場合は、最低2ヶ月はあけて、シングリックス®︎を2〜6ヶ月あけて2回投与する
帯状疱疹発症予防:97.6%(1年)84.7%以上(3年)予防
帯状疱疹後神経痛:91.2%(50歳以上)88.8%(70歳以上)予防
麻疹・風疹
42−57歳の男性は無料で風疹抗体を測定できる
2022年3月31日まで3年間に限り、風疹の予防接種を公費で受けられる
麻疹
先進国でも1000人に1人の割合で死亡
死亡原因:肺炎・脳炎