ヒトメタニューモウイルスって知っていますか?
私が、大学4年生の時に感染症の先生方の中では知られているウイルスでした。
最近では、よく知られるようになり、小児科の先生だけでなく一般の人も知っている方も多いと思います。冬によく流行するウイルス感染症の一つです。
今回ヒトメタニューモウイルスに関して調べてみました。
病因
ヒトメタニューモウイルスは、最近発見されたパラミクソウイルスらの呼吸器ウイルス病原体である。
疫学
ヒトメタニューモウイルス感染症は世界中に分布し、冬に最も多く幼少期、特に5歳までにほとんどすべての小児にこのウイルスに対する血清抗体が検出される。
また、成人を含む高齢者や免疫正常と免疫抑制の双方の患者から検出されている。
つまり、子供は小さいときにほぼ全員が感染する病気なのです!!
最近の研究ではヒトメタニューモウイルス感染症は、入院小児の下気道疾患の4%、外来患者の下気道疾患の12%、外来での成人や高齢者の急性呼吸器実家の2~4%を占めるとされている。
臨床症状
ヒトメタニューモウイルスに関連する臨床症状は、 RS ウイルスによるものと同様で、上気道感染、細気管支炎、クループ、肺炎などの下気道感染症など様々な臨床経過をとる。
症状も不顕性感染からかぜ症候群、時に肺炎と様々である。
診断
鼻腔や気道分泌液から PCR など行い、検査行う。
しかし、治療方法もないために検査をして確定する必要性は少ない。
治療
治療はおもに支持療法であり、特別な治療薬は存在しない。
またワクチンに関しても開発段階ある