NHKスペシャル シリーズ「2030 未来への分岐点」
第1回「暴走する温暖化 “脱炭素”への挑戦」
第2回「大地は人類を養えるのか ~水・食糧クライシス~」
第3回「プラスチック汚染の脅威 ~新たな社会システムは構築できるか~」
コロナ禍でありながら、NHKでは環境問題についてのシリーズが放送されています。
第1回「暴走する温暖化 “脱炭素”への挑戦」の放送を見て、ショックな内容だったので一部内容を記載します。
段々と日々温暖化が進行しているなと実感することが多くなりました。
毎年夏は、熱中症で倒れる人が続出し、学校では昼間校庭で遊ぶのは命の危険もあるような状態です。2020年冬は温暖化なのかと疑うくらいに雪が降り、寒くなりました。
しかし、私達はこのままいくと2030に、産業革命前から+1.5度に達するようです😨
地球の平均気温が、この“臨界点”を超えると温暖化が加速され、“灼熱地球”へと暴走を始める可能性が最新研究で明らかになってきたとの内容でした😱
国連のアントニオ・グテーレス事務総長が、ニューヨークのコロンビア大学で行った地球環境の現状に関する演説の中で「人類は自然に戦争を仕掛けている」と語り、「私たちは破壊的なパンデミック、記録的な地球温暖化、記録的な生態系の悪化、より公平かつ包括的で持続可能な開発を目指す世界的目標の新たな後退に直面している」「単純に言って、この惑星の状態は壊れている」と述べました‼️
「人類は自然に戦争を仕掛けている。これは自殺的だ。自然は必ず反撃する」
既に生物多様性の崩壊、種の絶滅の危機、砂漠の拡大と森林の喪失という形で自然が反撃力と憤怒を強めていると指摘する。
「海洋は魚類を乱獲され、プラスチックごみで窒息している。海は二酸化炭素を吸収して酸性化する。サンゴ礁は白化して死んでいる」
「大気汚染や水質汚染は年間900万人を殺害する。その犠牲者数は現在のパンデミックの6倍を超す。人間と家畜が動物の生息地をさらに侵害して野生空間を破壊することで、ウイルスなどの病原体が動物から人間へと乗り移る」
年間通して寒い気候のグリーンランドですが、氷床が溶けて湖ができている状態です。
2019年には観測史上最も氷が溶けたとの報告がり5320億トンもの氷が溶けました。

オーストラリアの山火事で、30億匹の動物が犠牲になっています。
カルフォルニアでも、山火事が起き、2020年には世界の森林火災の面積は約63万㎢もの面積が消失しました。
これは日本の約1.7倍もの面積なのです。日本全体を火事にしても足りないのです・・・😅
また2020年にシベリアの気温が38度になったことはニュースでは報道されていません。
実は、数万年前の永久凍土が溶けて、その中からモリウイルスというウイルスが検出されました。このウイルスは、生物の細胞に入ると細胞を死滅させ、どんどん増殖するのです。
つまり、人間に感染したら、人間の細胞をどんどん死滅させて増力する力があるということです😣コロナなんて、かわいいものかもしれません・・・・
このような経緯から、研究者たちはWHOに意見書を提出し、新たな感染症が生じる危険性が高い、永久凍土はパンドラの箱であり、今後どのようなウイルスが出てくるのかわからないと警鐘を促しました。
ポツダム気候影響研究所のヨハン・ロックストローム博士は、今までは、森や海が人類が排出した二酸化炭素を吸収していたが、地球はすでに飽和状態となっていると述べました。
今や自動車の保有台数は60年で10倍になり14億台にまで増加、電気消費量も70年で25倍になり、食生活では肉の消費量が大幅に増加し、そのため家畜を育てるために森がどんどん失われました‼️ つまり、人間は人間の欲のために地球を破壊し続けているのです。
もはや日本の緊急事態宣言ではなく、人類存続の危機のための緊急事態宣言が必要な状態なのです。
毎年のようになった日本での水害、大型台風ですが、これがさらに被害が増加することは間違いなさそうです。
私達に何ができるのか、それは2030年までに、二酸化炭素の排出量を半分にしなければならないということです‼️ 2050年までには排出量をゼロにしなければなりません。
私達は、コロナ禍の後はどのような未来が待っているのでしょうか?
新型コロナウイルスは、もしかしたら私達人類が地球に戦争を仕掛けた事による、自然からの最初の反撃なのかもしれません。
私達が今の生活を180度変換した生き方に変化させない限り目標達成は難しいのかもしれません。